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2007-04-18

同細胞生物。(原作/夢花李)

同細胞生物。 同細胞生物。
(2002/12/20)
インディペンデントレーベル

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<CAST>
ユウジ(鳥海浩輔)、カナ(檜山修之)、横田(千葉進歩)、中川(伊藤健太郎)
ユキ(子安武人)、サカキ(宮田幸季)、兄天使(杉田智和)、幼いユキ(高木礼子)
少女(今井麻美)、生徒(田坂秀樹・中井将貴・滝川博之・太田勝弘)

 4話からなるオムニバス。原作コミックの発売は2001年ですが、初期のBL、BLというよりはボーイズラブ。切なさとか、懐かしさとか、青さとか、色んな思いに胸がギュッとなる、昔のルビー文庫の匂いがする作品です。


□第一楽章「屋根裏郵便物語」(檜山修之×鳥海浩輔)
 いつものように、立ち入り禁止になっている旧校舎の屋根裏に足を向けると、先客がいた。文句を言うでもく彼は去り、その後には鍵が。どうしたものかと考えていると、1人、陸上部でハイジャンプをする彼=カナ(檜山)がいた。
 それから、カナ(檜山)は、ユウジ(鳥海)の屋根裏部屋を訪れるようになる。勉強を教えたり、話をしたり。飛ぶことに興味を示すユウジ(鳥海)に、カナ(檜山)はハイジャンプをやってみないかと誘ってみた。
 天使っていると思う? …じゃあ、天国は見える?
 「重力なんかなくなって、空の中に落ちて行ければいいのに

 思わずユウジ(鳥海)にキスしていた。ユウジ(鳥海)は、大胆なヤツだなと笑うだけ。そして、普段と変わらない声で、もう屋根裏には行かれないと告げた。それから、ユウジ(鳥海)は屋根裏部屋に姿を現さない。
 季節が過ぎ、名字もクラスも知らないユウジに会うため、カナ(檜山)は職員室を訪れた。そこで、宛名に「旧校舎の屋根裏 カナへ」とだけ書かれた手紙を渡される――。


□第二楽章「同細胞生物」(伊藤健太郎×千葉進歩)
 ただのクラスメートだった横田(進歩)が、いつの間にか大親友にまで上り詰めていた。横田(進歩)を見ていると、時々胸が熱くなる。ホラービデオを見ようという誘いに乗り、いつものように横田(進歩)の家で鑑賞会。そして中川は(伊藤)、横田(進歩)への恋に気付く。
 翌日、屋上で寝ころんでいたら、横田(進歩)が突然、「昨日のお返し」とキスしてきた。昨夜眠りこけていると思った横田(進歩)にキスしたのは、ばれていたわけだ。「もう少し、もっとキスしたい」と甘くねだる横田(進歩)。思いの見せ方にささやかな違いはあるが、思うところは同じ。そして2人は、大親友から一歩進んだ関係になった――。

俺とこいつの心の細胞組織は、きっと同じ形をしているに違いない
今日この手のひらにある全てのものが、明日にも、変わらず同じ形で、ここに存在していますように


□第三楽章「存在理由」(子安武人・千葉進歩)
 中川(進歩)の元に、ユキ(子安)が突然やってきた。絵を描くのを手伝って欲しいと言う。駐車場にチョークで描いた羽根は、ユキ(子安)の背から生えているように見えた。その時、一斉に響く時計の音。「時間だ」 中川(進歩)の前に、天使の姿のユキがいた――。


□第四楽章「天使を造る」(子安武人×宮田幸季)
 「きっと王子様が迎えに来てくれる」 幼い頃、そう泣く自分に、声をかけてくれた少年がいた。天使の羽根をもつ少年。そして今、彼はユキと名乗り、目の前にいる。「君は僕のお姫様になるといいよ」その約束を果たしに来たと彼は言う。帰らないと家の人が心配するんじゃないかという心配は、あっさり否定された。「置いてきたんだ。全部。お城も兵隊もいないけど、一緒にケーキは作ってあげられるよ」

 必要なものは、小さな約束と、愛おしいあの人と、そして、自分



 ある高校に通う少年たちの日常から生まれた4編。どの話も、少しずつ重り合っています。どれも好きですが、強く心に残るのは、第一楽章「屋根裏郵便物語」。何度聞いても、むしろ、最初から流れる切ないメロディにさえ、目が潤みます。静かな、静かなトーンの鳥海@ユウジが、ものすごく切ない。(以下、要反転 →)自分に死が迫っていることを悟っていて、それを受け入れている声。穏やかで抑えたトーンの鳥海さんには余りお目に掛からないのですが、とても良かったです。

 旧校舎に向かう途中、賑やかに笑う生徒たちにとすれ違う檜山@カナ。鳥海@ユウジといたときに、天使の話をしていた彼らだと気付いた檜山@カナは、思わず「天使はいるのか」と尋ねてしまう。子安@ユキの、「いるよ。君がその存在を信じてるなら」という言葉が、救いなっている気がしました。

 「天国は見える?」檜山@カナの耳に、何度も繰り返される問い掛け。そして、手紙に残されたただ一言「君が、好きです」。ユウジの問いに、「見えるよ」とやっと返せた檜山@カナ。切なくて、優しくて、涙してしまいました。と言っても、別に初聴きなわけではありません。たぶん3~4度は聞いてる。分かっているからこそ、鳥海@ヨウジの穏やかで悲しいモノローグと、静かなBGMが余計に胸にくるんだろうなと思います。

 第二楽章は、甘酸っぱい青春の1ページ、みたいなお話。千葉さんが演じるのは、とても可愛い高校生です。普段はキャンキャンしていて、一昔前の少女マンガにいそうな女子高生そのものなんですが、ふとした時に、男の子の芯を見せる。そのギャップが良いのです。キス止まりだし、濡れ場というようなものではないのですが、そのキスシーンが妙にエロティックでした。

 白天使の子安さんも良かったです。フリトでは、「下手すると、君は危機一髪だね」というキャラクターだと言っていましたが、あのぐらいのフワフワ加減がちょうど良かった気がします。常に柔らかく笑みを浮かべたユキが見えるような印象。素は、天使というよりどう考えても堕天使だなと思った瞬間、ご自分でもそう仰っていて、シンクロ率に笑えました。
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