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2007-04-16

キスは大事にさりげなく(原作/崎谷はるひ)

キスは大事にさりげなく
<CAST>
一之宮藍(岸尾大輔)志澤知靖(大川透)
弥刀紀章(三木眞一郎)、福田功児(黒田崇矢)
志澤靖彬(三浦潤也)、一之宮晴嵐(中村浩太郎)、村山(石川和之)

 受け攻めの視点が入れ替わりつつ進む、モノローグ多めの静かなラブストーリーでした。全145分の2枚組。大事件が起きるわけでもなく、淡々としている上に、これだけの長さ。ですが、とても丁寧に作られていて、途中でダレることもなく、逆にその緩やかな運び口が心地良かったです。すごく好きだ、こういうドラマ。

 日本画の大家、一之宮晴嵐(中村)を祖父に持つ藍(岸尾)は、田舎でひっそりと2人きりで暮らしていた。しかし、突然の祖父の死で、莫大な相続税の工面がつかないまま、全てを手放すしかなくなる。そんなとき、祖父と旧知の志沢グループ会長から、遺作を引き取り、また、自分の面倒を見たいとの申し出がある。藍(岸尾)は、志澤グループ後継者の志澤知靖(大川透)と共に、彼の自宅で暮らすことになる。
 祖父の身の回りの世話をしてきた藍(岸尾)は、直に、家事全般を取り仕切るようになる。仕事でほとんど帰宅しない志澤(大川)に代わり、後輩の弥刀(三木)がちょくちょく訪れ、藍(岸尾)の相手をする日々が続いた。志澤(大川)は、「家政婦を入れるからそんなことはしなくていい、学校にでも行ったらいい」と言う。

 藍(岸尾)が山奥で浮世離れした生活をするようになったきっかけは、40年前に晴嵐(中村)が描いた1枚の画。文化芸術賞にノミネートされたことで世間に大きく取り上げられ、藍(岸尾)が通う学校でも、美術館見学が催された。父をモデルにした全裸の少年象は、発表当時、猥褻だと騒がれたものでもあった。藍(岸尾)によく似たその絵を見たクラスメートたちにより、藍は、別人だということを証明しろと、40人近くの前で服を全て脱がされる。怒った晴嵐(中村)により、美術展は日程半ばで中止。藍も中退することになる。絵はその後、晴嵐の手で燃やされた。藍(岸尾)はそれから、学校に通っていない。

 志澤(大川)の腕の中は、快く、後ろめたいほど居心地が良い。恋の意味もわからぬまま、藍(岸尾)は志澤(大川)に惹かれ始めていた。ある日、弥刀(三木)から、志澤(大川)がゲイだと聞かされる。身体から始まる恋もあるという言葉を、志澤(大川)に重ねたとき、藍(岸尾)は胸に痛みを覚えた。

 弥刀(三木)の言葉で志澤(大川)を意識するようになった藍(岸尾)は、無防備すぎると忠告されたとき、そこに恋愛感情があるのかと期待して尋ねてしまう。志澤(大川)の拒絶に、藍は、衝動的に身体を差し出そうとした。何も分からぬまま、追いすがる藍に苛立った志澤は、藍を寝室へと促した。そして、無理矢理手をかけ、そのまま置き去りにする。

 翌日、クレジットカードと手紙を残して、藍は部屋を去っていた。ちぎり捨てられた手紙の切れ端に、小さな文字で書かれた「知靖さんが好きです」の言葉。志澤はようやく決心する。迎えに行って謝り倒して、藍をこの手に取り返そう――。



 白鷺シリーズ三部作の第1巻。大人の庇護を求めているだけだと自分を律する志澤@大川と、初めての感情に戸惑いながらも、想いを素直に見せるダイサク@藍が結ばれるまでを描いた、志澤と藍の物語の導入部です。
 シリアス大人声の34歳大川さん×無垢な19歳のダイサク。19歳と言っても、浮世離れした生活で無垢のまま。箱入り娘みたいに礼儀正しく丁寧語、俗っぽいことに対する知識は乏しく、ふわふわしているようだけど、芯はあるという。いいとこ、中学生ぐらいにしか見え(聞こえ)ません。思いーっ切り萌えました。低音でないダイサクに、これほどフルフルとしたのは久々です。大川@知靖いわく、「儚げで無垢、清潔な色気が滲む」だそう。

 2人のモノローグがまたいいのです。自分を慕ってくる無垢な瞳に大川@志澤。

――危うい予感はどこまでも苦く、そしてほんの少しだけ、甘美な後ろめたさをもたらしたのだった

そしてダイサク@藍は、

 ――この胸の痛みが何なのか、恋愛というものが何なのか、僕の世界は狭いままで、良く分からない。なのに、知靖さんはそういうことを、きっとたくさん知っているのだ。それが、たまらなく嫌なのだと、それだけは分かった

と、大川@志澤に惹かれていることを分かり始める。ダイサク@藍の、心を確かめるように、一文一文区切るような話し方が、藍の戸惑いや穏やかさ、喜びなどを表していて、胸がギュッとなります。余りにも可愛くて可愛くて、汚したくなるほど(失礼;)

 上目遣い気味に、「知靖さんは、ダメ…ですか?」とそっと祭りに誘うダイサク@藍。断られると悲しそうに目を伏せる(そんな動作が目に浮かびました)。可愛いよ可愛いよっ!!! 初めて名前を呼ばれたことに、心底嬉しい風を表す様も、キラキラおめめが見えそうでした。

 50分強経ったところで、ようやく大川@志澤は、藍@岸尾に手を出します。大川@志澤がゲイだと知り、気持ち悪いなら帰宅しない、無理はしなくていいと言う大川@志澤に、あうあうなってしまうダイサク@藍。「そんなんじゃないから、違うから…」と、そこで三木@弥刀の言葉を思い出して、「僕じゃダメですか?」。 て違うでしょwww 拒否されても、泣きながら必至に食いつき、「こんなにしてもらっても、どう返せばいいか分からない。いつもしっかりしろと言うくせに、どうしてこれだけ子供扱いなんですかぁっ!」って。あなたもうすぐ二十歳なんじゃと突っ込みたくなりましたが、その後の、「欲しいと思ってくれるなら、全部あげたい<略>僕、覚えるから。面倒でも、最初は教えて下さい」は、震いつきたくなる可愛さでございました。
 大川さんの命令口調にも、やられます。大川さんのシリアス鬼畜口調は、やはりかなり最大級の萌えです。

 苛つく大川@志澤の気持ちも分かります。挑発に敢えて乗る大川@志澤。大人の本気を見せてあげる――(by 直江)ってやつで、服を脱げと、強い視線ときつい言葉で即し、無理矢理の口淫。初めて人にされて驚きの余り、唯一の家族だった祖父に助けを求めてしまうダイサク@藍。子供かっ! で、ぐちゃぐちゃにされたまま放り出されるわけです。やっちまった大川@志澤は、三木@弥刀に後始末を押し付けて酒浸りというていたらく。へたれ具合がそそります。「置いていくなんてひどい…あんまりだよ」と泣くダイサク@藍ちゃんが、哀れで可愛くて堪りませんでした。。

 その後、大川@志澤は出て行ったダイサク@藍を必至で探し、思い出の裏庭で倒れている藍の姿を見つけます。まぁ藍はただ眠ってしまっただけだったんですけどね。愛の告白を延々と続け、帰って続きをしよう…で、ようやく幸せに。

全身が甘く痺れていく。身体がこんな風になるのはいけないことなのだと感じて、指が震えた。ファスナーの間から見える下着の上からでも分かった。固くなり始めている、僕のそれ…

て もうね、喘ぎつつ、舌っ足らずに途切れ途切れ言葉を発するダイサク@藍。「いくって、いくって、コレ、いくって コレ ああああ どう…ごめんなさい、どう…どうしよう…」とか言ってるんですよ。19なのに、無知故に、怖がり、戸惑い、快感に苛まれ…わけ分からん加減には、こっちがやばかったです。

 ほぼメイン2人で進むこのドラマを、重く聞き苦しいだけのものにしていないのは、弥刀@三木の存在でした。ダイサク@藍の良い相談役で、大川@志澤の心を許せる友でもある。「男を落とすときはは胃袋からって言うでしょっ!?」とか、トーンが良いです。

 大川@志澤が、ダイサク@藍ににトチ狂ってるのは一目瞭然で、ダイサク@藍をのぼせたみたいな顔して見ていた、というのは弥刀@三木の言葉。でも、それが音声ドラマなのに見えてしまうんですね。よく出来てるなと思いました。
 原作者買いではありましたが、原作未読&評判未知のままで、こんなに満足できるドラマに当たると、とても嬉しくなります。

 一言だけ言わせて頂くと、SEをもう少し何とかして欲しかった。どんな量なんだと、もしくは、水回りのお掃除かと言いたくなるような水音。アニマムンディのジャブジャブ音ほどではありませんが、印象は近かったです。それまでの丁寧に運びが、そこで笑ってしまって割と台無しに(笑)

 あと、福田という、ダイサク@藍を付け狙っているらしい悪徳画商が出てくるんですが、今回はたった一言。それを演じているのが黒田さん。ブクレに、「(福田の存在が今後に)大きく絡んでくるため、たった一言ながら存在感の強い声を発してくださる黒田さんにお願いした」という崎谷さんのメッセージがありました。確かにすごい存在感。最後に何やら一波乱ありそうな伏線もありましたし、第2巻では、黒田さんが大活躍しそうな予感です。続編がとても楽しみな一作になりました。

 2枚組、このボリューム&クオリティで3800円はお得です。フリトはありませんが、今回のドラマはそれで良かったのではないかと。角川さんには、ガキリョや一般ドラマCDではお世話になっていますが、純粋なBLCDは割と少ない。『純情ロマンチカ』シリーズとか、買えるものもありますが、こういう作りをして下さるなら、これからもどんどんお願いしたい。とりあえず、範疇外だった、遠野春日原作の子安×武内『秘めた恋情を貴方に』(5月25日発売)が、ちょっと気になり始めました。
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>あいさん

こんばんは~

ちょうど聞いてたのですね! 焦らされはしましたが、その分
余計に萌えた気が致します。ラストのえちはやばかったwww
よく考えたら、シリアス話での、ダイサクの可愛い受け聞くのは、
久々でした。最近は、お騒がせな役が多いですよね~。

こんばんは!
今、これをちょうど聞いているところなんです。お得な2枚組みですね。丁寧に作られていて好感がもてました。

箱入り息子(笑)ダイサクが可愛かったです。悲しそうに目を伏せるダイサク・・・可愛いですね。
50分強(計られたんですね、素敵ですvv)でようやく待ち望んだ展開に突入・・・長かったです。ゆったりした話し方と展開にちょっと焦れていましたが、ここへ来て萌えツボ直撃。耳がダンボになりました。

遠野さんのも角川さんなんですね!あのお話もきっとじっくり焦らして・・・攻めてこられるんでしょうね。
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