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2007-06-02

そして恋がはじまる(原作/月村奎)

Chara CDコレクション そして恋がはじまる Chara CDコレクション そして恋がはじまる
イメージ・アルバム、宮崎一成 他 (2003/06/28)
ムービック

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<CAST>
田村未樹(宮崎一成)、浅海佳久(八戸優)、飯田(遊佐浩二)
加賀谷滋(千葉進歩)、姉・まなか(今井麻美)、田村の父(河本邦弘)
田村の母(青山桐子)、実母・理佐子(出口佳代)
石川沙也加(木川絵理子)、浅海の先輩(小野大輔)


 神谷さん新作への欲求を押さえ込み、1日遅れで宮崎さんバースデーのお祝い聴きをしました。大好きな作品です。とにかくもう、宮崎さんが可愛くて可愛くて可愛くてしょうがない。ストーリーは、受けサイドのモノローグで進みます。宮崎さんの消え入りそうな囁きボイスは、それだけで脳髄直撃なのに、終始喋りっぱなしなのです!
 八戸さん×宮崎さんのカプは、一言で言うと“優しい×ふわふわ”。大人げない表現をすると「゚・*:.。..。.:*・゜(*´∀`)。. .。.:*・゜゚・*」な感じw


 高校2年生の田村未樹(宮崎)は、子供の頃からいい子で通ってきた。幼い頃に父が亡くなり、まだ若かった母は(出口)、未樹(宮崎)を伯母夫妻に預けて働きに出る。最初は両家を行き来していたが、結局、未樹(宮崎)は伯母夫婦の養子になった。そんな環境が、未樹(宮崎)を、いつも周囲の顔色をうかがい、人に嫌われないよう気を遣う子供にした。

 冷えた空気の中、手摺りにもたれて煙草を吸う。そこに声をかけてきたのが、司法書士の浅海(八戸)だ。たわいない会話を交わすうちに、未樹(宮崎)は浅海(八戸)の所へ通うようになった。浅海(八戸)は、自分の中の嫌いな部分を「とても好きだ」と言ってくれる。ある時、浅海(八戸)がゲイであることを知る。それでも、不快感は湧かなかった。
 自分のことを話すのは、別れたばかりの彼女(木川)。見目の良さから、未樹@宮崎は女生徒に人気がある。なぜ別れたのかと尋ねる友人に、「透明人間みたいなんだから」と。そのとき、パリン、と何かが割れる音がした――。

 しばらくして、実母(出口)の再婚話が持ち上がる。生まれてくる子供のため、仕事も辞めるという。「俺の時とは、正反対だ…」。「前は見かねて未樹を引き取ったのに、そんなに簡単に辞められるならもっと早く辞めれば良かったんだ」と義母(青山)は猛反発。また、何かが割れた。未樹(宮崎)は懸命に、明るく振る舞う。
 母の再婚話は、思ったよりも未樹(宮崎)にショックを与えていた。浅海(八戸)にその出来事を、そして生い立ちを、いつもよりわずかに感情を高ぶらせて話してしまう未樹(宮崎)。優しく穏やかな慰めの言葉とともに、そっと額に唇が寄せられた。

 浅海(八戸)に会いたい気持ちは、以前よりずっと強くなった。でも、忙しいのか空振りが続く。ようやく会えたと思ったら、浅海(八戸)は、「もうここには来ないで下さい」と言った。
 胸が痛くて、涙が止まらない。辛さは、母の再婚を聞かされた時の比ではなかった。疎まれていたのだ。消えて無くなってしまいたい。透明人間のままで、いれば良かった。もう、おかしな期待を抱くのは、一切やめにした――。

 階段で肌寒い時を過ごす未樹(宮崎)。そして、浅海(八戸)の足音。諦めたような浅海(八戸)の声が降ってきた。もう涙が止まらない。事務所に迎えられた未樹(宮崎)は、浅海(八戸)から好きだと告げられた。

 説明のつかない引力の前で俺は、それをはっきり恋だと自覚しないまま、
 最初の一歩を、踏み出していた


 1カ月ぶりに2度目のキスをした。官能的な口づけ。自分からねだったら、唇は離れていった。モヤモヤした気持ちのまま浅海(八戸)の下へ向かうと加賀谷(進歩)に会った。加賀谷(進歩)は、浅海の性癖を知る友人。寝たことがあると聞かされた未樹(宮崎)は、浅海(八戸)に酷い言葉を投げてしまう。未樹(宮崎)は初めて、嫉妬を知った。

 2人の関係を知りたくて、未樹(宮崎)は加賀谷(進歩)に会いに行った。大人の経験が許せないと言う未樹(宮崎)に、自分も経験すれば対等になるよと加賀谷(進歩)。伸びて来た加賀谷の手に、心の中で浅海を呼ぶ。すると、本当に浅海がいた。未樹(宮崎)が尋ねてきた時に、加賀谷(進歩)は連絡をしてくれていたのだ。無口のまま、強引に、浅海(八戸)は未樹(宮崎)を自宅に連れ帰った。

 「君は、髪の先まで全部僕のものです。
  どれほど君が好きか、言葉ではない方法で証明してもいいですか」

 浅海さんを感じる。唇に、顎に、唇に、首に、頬に、瞼に…
 相手と自分の区別がつかなくなるようなキス…溶けてしまいそうだ――

 心から信頼できる相手の前では、痛みさえも至福に転嫁するのだと、
 俺は生まれて初めて、身体と心の両方で覚えた

 これが異端の恋でも、守り抜ける。浅海さんとなら
 俺はもう、常識や人の声に迎合して、擬態を演じようとは思わない



 物語の大半を占めるのは、未樹@宮崎のモノローグです。穏やかな物語の流れの中で、揺れ動く未樹@宮崎の気持ちに震えました。心情の細やかな動きを丁寧に描いている印象。
 また、夢花李さんのイラストとキャストの声が、素晴らしく合っているのです。宮崎さんの、ともすると消えてしまいそうな淡い声は、未樹のイメージ通り。自分の内を語るときと、姉(今井)や家族に対して、普通の高校生のようにわざと明るく振る舞っているときのトーンの差が、余計に切なさをかき立てられます。
 浅海@八戸の友人で、かつて浅海と身体を重ねたこともあるゲイバー勤めの友人・加賀谷@進歩に対して、未樹@宮崎が嫉妬の気持ちを抱くシーン。「浅海さんの性癖を、知っているということか――」この時の、暗い響きもいい。

 文章で読んだときに美しいと感じる表現をしています。ですが、音にしても全く違和感はありません。本を読んでいる時のように、自分から踏み出さなくても、世界に入っていました。「浅海さんの心地良い腕の中やキスを思い出すと、まるで鼠花火のように、部屋中を走り回りたくなる」とか、それを呟いているときの未樹@宮崎のフワッとした笑顔が、見えてくるんですよねぇ。

 進歩さんの妖しい美少年系キャラは、けっこうイイです。少年と言っても、加賀谷は20代前半ぐらいかな。完全に少年だと、進歩さんの場合、頑張ってショタしてますって声になりますが、幼さをわざと見せているようなキャラなので、合っている気がしました。思う通りのことを口にして、思わずきつい言葉を放った直後に、「またやっちゃった」と素直に謝るようなタイプ。「この口がダメなんだよねぇ。メッ!」と自分を叱る口調が可愛かったw
 加賀谷@進歩のセリフに「男同士の恋愛というのは、男女よりある意味明解。プラトニックなら友情、肉欲が介在するなら愛情」というのがありました。そうなのかな。プラトニックでも恋を想うって無いのかしら。女ならあると思うのだけど。

 ちょっと意地悪を言ったりもしますが、結局、加賀谷@進歩はいい人で、「人との出逢いは、運命でも奇跡でもなく、ただの偶然なんだ。だから自分の力でちゃんと育てていかないと、萎んじゃうものなんだよ」と、未樹@宮崎の背を押してあげる。そこのところは、大人の声でした。

 今回の攻め、浅海は、穏やかでいつも笑み絶やさないような男性。一言一言を大事にしているかのようなゆっくりとした喋りが、八戸さんの柔らかな声に良く合っていました。とても好きですが、八戸さんのお声は聞く機会が少ない。アニメ出演などは分からないし、BLでは、『GEEN 天使は裂かれる』ぐらいしか覚えがありません。『男が男を愛する時』シリーズや『毎日晴天』にも出ているようですが、気付いてもいないので、すごい脇なんだろうな。所属事務所も、ちゃんとプロフィール公開してくれればいいのに

 浅海@八戸は、穏やかなんですが、清廉な生き方はしてきていないという大人な男の人。やんわりとだけど、割と欲望を言葉にしていて、そのやんわり加減が良いのですww
「雛鳥に懐かれてしまった狼の気分です。その信頼は、もはや拷問ですよ」とか「バリバリと食べてしまいたい」とか。ラストの愛の告白は素敵でした。

「君の人生に、全責任を負える人間になりたいと思っています」
「君は、僕の最後の、最愛の恋人です」
「これが、君にとっても、僕にとっても、最後の恋です」

言葉にしてしまうと、全く特別な言葉ではないんですが、声音って大きいですね。
あと一つ、Track7「最初の一歩」4:40辺りの「振り払っても、いいんですよ」。ここ、ぜひヘッドホンで! 耳元に柔らかな吐息がかかるような囁きに、クラクラきます。ここだけ、息が近いのですww

 絡みはラストだけ。でも、全然それで良かったです。宮崎さんの喘ぎは、もう可愛くて可愛く可愛くて、切なくて、聞いていて胸をどんどん叩きたくなる感じ。なので、あればあるほど嬉しいのですが、この作品はストーリーの良さだけでなく萌度もMAX! 濡れ場なくても。
 と言ってもですね、未樹@宮崎の犯罪的な愛らしい掠れた喘ぎと、浅海@八戸の、面映ゆくなるような愛の言葉、相手を大切に思っていることが良くわかる息の出し方とか、ものすごく良い。初めて聴くわけでもないのに、思わずリピートしまくってしまいました(笑)

 月村奎さんの作品でCD化されているのは、『そして恋が~』だけのようです。小説はどれも未読ですが、これを機会に読んでみたいなと思いました。他の作品も、CD化して欲しいなぁ。


 本当はこの後、神谷さんの新作を聞く気満々だったのですが、煩悩が全て宮崎さんにやられたので、続けて『石黒和臣氏のささやかな愉しみ』を聴きました。聴き直さなくてもあらすじ書けるほど何度も聞いてるんだけど、極S上司@真殿さん×白痴受け@宮崎さんが素晴らしくてw あと真の主役のドM犬オヤジが、萌えゼロだけど最高すぎるのです。これもいずれ感想UPしたいです。
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theme : BL ドラマCD聴きました
genre : 本・雑誌

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>あいらさん

こんばんは♪

>不幸な子供の芝居は宮崎さんが
分かります! 宮崎さんのふるふるとした声は、不幸を受け入れて普段は心を殺しているんだけど、時々切なさが見える、というようなキャラに良く合うなぁと思います。
宮崎さん祭りをやると、余りのときめきに萌え転がりたい衝動に駆られて、とても変な人になってしまいますww

最近、小説「そして恋が~」の続編を読んだのですが、こちらもとても良かくて、今心からCD化を願ってる作品です。CD化しないかなぁ…。

采さん、こんばんわvv

わ~私もこの作品凄く凄く好きなんです~。
そういえばブログ立ち上げる前に聞いたんで感想書いてないかも・・・
私も当時宮崎さん祭り開催していて結構買い漁りましたねぇ。
今でも不幸な子供の芝居は宮崎さんが一番だと思ってます。
ああ懐かしいですねぇ。
また聞きたくなってきましたです。

>あやさん

こんばんは。

『そして恋が~』はあやさんの初BLCDだったのですね。なんて素敵なスタートだったんでしょう。地味な印象のドラマですが、とんでも展開エロまみれよりも、逆に心に残りますよね。

原作、続編があるんですね。泣けるんですか。んん読みたい! 他に欲しい本もあるので、続編も含めて買ってみようと思います♪

濡れ場が原作より長くなっているというのは、CD化ということで、きっと萌え分を付け足してくれたんですね(笑) そうかぁ。見事にそれに驚喜した1名です、私www

ちなみに、前にも書いていますが、私の初は旧盤『間の楔』です。新盤→旧盤で聴かれるあやさんの感想を聞いてみたいです。

私にとってこの作品がBLCDライフのスタートなので、采さんの感想をしみじみと読ませて頂きました。

アニメイトの冊子に紹介されていたこの作品のあらすじだけを頼りに買い、そして聴いたのですが、音で感情を表現するとこんな感じなのか…と思ったのを思い出します。

この作品の原作は続編もあって、読んで泣けました。
ムービックで一番続編が聴きたいと思うのはこの作品ですね~。
今思えばキャストも比較的地味かな?でも素敵なんですよね~♪

5月は宮崎さん祭りですか?6月はどなた祭りになるのでしょうね?楽しみにしてます。

あ、そういえば普通CD化されるとエッチシーンって縮小されるじゃないですか?この作品は原作よりも長く表現されてるんですよ…(笑)
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